一般社団法人 秋田県鍼灸師会
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鍼灸臨床指導者講習会のご紹介
この講習会は都道府県鍼灸師会における臨床指導者を育成することにより、各県師会講習会の内容充実を図り、もって会員の資質向上に資することを目的に毎年一回9月の4日間を使い、東京都大塚にある日本鍼灸師会館で行なっている全国規模の講習会です。
講習を受講した者が、受講後、自分の臨床を基に「予診報告書」5例題、「症例報告書」3例題をレポートとしてまとめ、臨床研審査委員会に提出。
提出されたレポートは委員会で審査し、審査に合格した者のみに日本鍼灸師会より講習終了の認定証が授与されます。
鍼灸臨床研修指導者講習会(通称:臨床研)は、昭和56年に日本鍼灸師会が鍼灸師の生涯教育の一環として、日本鍼灸師会学術部(現学術局)の事業として発足し、今年で28年目を迎えます。
 発足当初は、会員の学術面の資質の向上を目的とし、内容もこの目的に沿って構成されてきたものの、発足当初よりみて、開業鍼灸師を取り巻く環境は大きく変化し、それに伴い、臨床研も最新の社会情勢を踏まえながら、日々進歩してきました。
 近年では、臨床研の内容は基本を忠実に踏まえながらも、単なる生涯教育・資質の向上といった「お題目」にとどまることなく、開業鍼灸師の日常臨床・経営の差別化に寄与し、昨今の鍼灸師逆風時代に生き抜くための、より実用的な研鑽の場となっています。
臨床研の主な学習内容は、数多存在するどの流派にも偏らず、全ての開業鍼灸師が修得しておくべき「基本」の修得に多くの時間が割かれます。
 ●具体的には、
 T:適応の判定(不適応疾患の除外)
 U:予後の推測
 V:病態の把握
 W:経過観察の方法
 X:生活指導
 Y:患者への説明と対応、コミュニケーションスキル
 Z:カルテの書き方、紹介状の書き方
などについて学びます。さらには、これら内容を踏まえた上で、受講者の理解を深め、臨床家の日常に近づけるため、開業鍼灸師が遭遇することが多く、鍼灸療養費(保険)適応疾患でもある@腰痛 A坐骨神経痛 B五十肩 C膝関節痛などをテーマとして、それぞれの類症疾患と不適応疾患の鑑別、適応の判定から患者への説明の仕方までを実技等を交えて研修していきます。受講内容ばかりをみれば、「学校で習った」という声が多く聞かれそうですが、「知ってることと出来ることは違う」ということを再認識できる格好の機会と思われます。また、講師も日本の鍼灸界をリードするベテランの講師ばかりです。自らをより高めたい向上心のある方の受講をお待ちしております。
受講には、各県師会の「推薦」が必要です。受講できる人数は毎年県師会から1名とされていますので、受講を希望する方は、予め会長に受講を希望したい旨を伝えておく必要があります。また、受講を終了した者は、翌年の鍼灸師会の学術大会や地方会の症例発表の演者として、招聘されますが、その発表までの原稿作りや論文の再考、スライド作り等は、演者の考察力をつけるまたとない機会となりますので、是非、ご一考下さい。