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鍼灸器具の消毒
秋田県鍼灸師会の消毒に対する取り組み
秋田県鍼灸師会では、会員に対しては以下にお示しいたすように、施術で使用する鍼はディスポーザブル鍼の使用を推奨しています。耐久性の高い個人専用鍼を使用する際は、オートクレーブによる完全滅菌を義務付けておりますので、安心して施術を受けてください。
ディスポーザブル鍼使用の推奨
ディスポーザブル鍼
施術に使用される鍼は、製造直後に滅菌、包装され、使用時まで無菌状態が保証されたものです。
当然、医療機器の無菌性保証水準(SAL:sterility assurance level)を充たすものでなければなりません。
個別包装された消毒綿
近年では、このように予め滅菌処理され
エタノール消毒薬を染みこませ、1回分ずつ個別に包装された携帯性にすぐれた消毒綿も利用されるようになってきました。
滅菌方法
鍼以外にも、施術に用いられる器具は、常に滅菌状態が保たれ、清潔な状態で使用されなければなりません。
以下にお示しする方法の1つもしくは、いくつかを併用して、鍼灸器具は滅菌消毒されています。
化学的滅菌法
例:浸漬滅菌(しんしめっきん)
写真は高水準消毒剤(グルタラール液)に3〜6時間浸す方法
洗浄器
例:超音波洗浄器の利用
超音波洗浄器は水中に超音波で小気泡を発生させ、物体表面から、汚れを遊離させる方法で、手の届かない細かな場所の洗浄に威力を発揮します。
鍼灸器具の高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)による滅菌の際には、滅菌後に器具が汚染されないように、専用の滅菌カストが用いられます。
消毒綿の滅菌にも、専用の滅菌カストが用いられます。
小さな器具の場合、滅菌バッグで器具を包装し、滅菌します。
高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)の使用
缶内に圧力をかけることで、高温の飽和水蒸気を発生させ、病原微生物を死滅させる方法です。水しか用いないので、安全性の高い滅菌方法です。
オートクレーブには、缶内の圧力や温度が確認できるメーターがあり、滅菌を確実なものにするには、これらの目視確認は欠かせません。
紫外線保管庫
紫外線自体にも殺菌の効果があります。滅菌後の器具の保管には、鍼専用の紫外線保管庫もあり、器具は自分の出番をここで待ちます。
消毒法・衛生意識の啓蒙
鍼灸医療が安心で安全、しかも快適で清潔な環境で受療できるという鍼灸界全体の潮流は、鍼灸医療の社会的評価を高めることは、いうまでもありません。
秋田県鍼灸師会では、平成20年に、書籍「鍼灸医療安全ガイドライン」を会員全員に配布、さらには「リスクマネジメント講習会」を2年に渡り開催して、会員の衛生意識の啓蒙に努めています。(医歯薬出版株式会社 ¥2400)