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保険取り扱い研修会in盛岡参加報告
報告:金 恵士朗 百会堂鍼灸院 
平成21年12月20日に、岩手県盛岡市「国保会館5階」で行われた保険取り扱い講習会の内容をを、金学術部長がレポートして下さいました。
療養費を取り扱う会員は、必ず目を通しておくようにしてください。
(なお、本内容は、保険者との取り決め等の関係から、秋田県鍼灸師会を通して療養費請求をしている会員向けの内容であり、個人請求、他団体を通じて療養費請求している方には当てはまりません。)
                                         管理人:堀部註
12月20日に岩手県国保会館で執り行われた、保険取り扱い研修会の報告を致します
秋田県からの参加者は、私と、岩城先生、小笠原先生、佐藤(裕)先生の4名でした。
内容は、平成21年6月版の保険取り扱い事務要覧の説明でした。
*療養費支給対象について
はり師、きゅう師の療養費の対象となるのは、「医師による適当な治療手段のないものである」との文面の変更は出来なかった代わりに、神経痛、リウマチ、頚腕症候群。五十肩、腰痛症、頸椎捻挫後遺症の病名で、医師の同意書によりこれら6疾患であることが確認できれば、個別に判断することなく、用件を満たしているものとして、療養費の支給対象として支給して良いとの文言が、入ったそうです。
この文言により、【医療先行の事実が無くても(医療先行があったと見なす)支給しても良い】【専門医でなくても良い】という事になり、療養費が支給されやすくなったとの事ですが、各都道府県で解釈には微妙な違いがあるとの事です。
*往療料について
往療療が、16キロを超えると往療料そのものが不支給になった(算定出来なくなった)経緯は、往療専門で、しかも事業所を多くもつ業者が、患者の情報を集めて、例えば鷹巣の堀部先生と秋田市の私がその業者に登録すると、鷹巣の患者には、私が往診して、秋田の患者には堀部先生が往診してといった、往療料で稼ぐ不適切な請求が多くあった為だそうです。
*生活保護について
給付要否意見書の概算見積額は、最初の月は15日、2月目は10日、3月目は10日で出さなければならないが、治療回数は、最初の月は15日を越えても支給はあり、2月、3月以降は10日を越えても支給はされているとの事ですが、文書の文言自体は変わらないとの事です。ただし、毎月20回を越えるような請求に対しては、患者さんに保護課から治療を中止するような要請がかかるので、度を超した請求(施術)は謹んでくださいとのことです。生活保護の取り扱いは、生活保護課に連絡して施術所の登録をしなければ出来ません。
*労災について
労災も県に登録が必要です。労災はいままで取り扱いがなかったので知りませんでした。
*自賠責について
自賠責は取り扱い前に、保険会社の担当者と予め、労災基準(施術料金)で行う事を確認しておかないと、保険会社が勝手に施術料金を決めてくるケースも実際にあるとの事です。それと施術明細費の2,000円は、毎回請求して下さいとの事です。
私は、自賠責の請求フォームで請求しているのでそんな心配は想像出来ませんでした。
*独立行政法人日本スポーツ復興センター 災害共済給付金について
療養費と同じ取り扱いです。患者への支給額は10分の4になるが、施術料は全額記入
とします。
*施術録について
裏面の施術経過所見は必ずしもカルテと同等の詳細でなくても良く、毎回書く必要は無いが施術内容は毎回書く事。
*療養費支給申請書
発病又は負傷の原因及びその経過の欄については【不詳】とする事。だそうです。
書き方によっては、労災や事故扱いと受け取られ、療養費の支給を拒否される場合が
あるそうです。いままで私は、経過を書いていたので変な気がします。
健康保険が各自になってきた為、続き柄が健康保険に書いていないので、必ず聞く様に
してください。過去に、被保険者の妻(家族)が生年月日を絶対に教えない事例があったが、その事を但し書きにしたら未記入でも療養費は支給されたそうです。それは保険者が続き柄を把握しているからだそうです。
*その他
同意書の撤廃に関しては、国会議員140人規模での研究会を作って活動していたが、政権交代もあり、研究会も40人に減ってしまい、尚且つ民主党は、柔整療養費にも医師の同意書をつける方針なので、現在のところ見通しは暗いとの事です。
複数個所の申請も、民主党の仕訳作業で予算削減になったので無理そうとの事でした。
                                       以上です。
金先生。ありがとうございました。管理人